寅福の浅蜊と生姜の炊き込みご飯 | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

ジャン=ピエールの霧の中の原風景

こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

新宿にある大かまど飯寅福で昼食を取った。
このお店はお米にこだわり羽釜で炊いているらしい。
ご飯も副菜も三種類あり食べ放題だそうだ。
私は揚げ立てのコロッケの定食にした。
案内された席のテーブルにはすでに大皿の上に副菜が三種類盛られている。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景

枝豆と挽き肉の和え物、鶏肉入りのひじき、白菜の浅漬けである。
それを小皿に取っているうちに料理やご飯・味噌汁が届けられた。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


ご飯は選択できる。
最初は白米にした。
白米は長岡産のコシヒカリである。
すっきりとした甘みもあって悪くはない。
味噌汁もダシが効いていて好感が持てる。
コロッケは揚げ立てに自家製のソースをたっぷりかけて食べる。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


カラッと揚がった衣の中のザク切りのタマネギと粗く潰したジャガイモが心地よい。
関心したのはご飯をお代わりした時に頼んだ炊き込みご飯だった。
プリプリした活きのいい大きめの浅蜊は美味しく、薄めで上品に炊かれた炊き込みご飯は生姜もアクセントになっていて出色の出来栄えだった。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


私は思わずもう一杯お代わりをしてしまい、雑穀ご飯をお願いすることができなかった。
このお店はキャパシティも大きいがスタッフも多く席の案内の仕方など気を配っていて気持ちがよかった。
白米の美味しさは期待しすぎてしまったが…
おかずは庶民的なものが多く、かと言って調理場の仕事の様子を見ている限りでは焼き方や味つけに物凄くこだわっているわけではなかった。
コロッケ定食のランチで980円だった。
ランチでも焼き魚だと1150円、オカズ二種盛りだと1350円である。
ややこだわった庶民的な料理をお腹一杯食べたい時にはいいかもしれない。

こだわりとコストパフォーマンスも考えるなら、私は、昼なら麻布十番のぎん香、夜なら目白のささ木に行ってしまうと思う。
100席近くある広い店内は昼時には満席であった。
さすがに新宿である。