絶品クラムチャウダーとスキャンピー | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

ある昼下がり、赤坂一ツ木通りのフィッシャーマンズワーフに海の幸を食べに行った。


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第一の目的はクラムチャウダーである。

カナダのフィッシャーマンズワーフという名の店で修業し、サンフランシスコのフィッシャーマンズワーフでお店を持っていたオーナーシェフの作るクラムチャウダーの味は本格的で他の追随を許さない。


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クラムチャウダーのランチコースにしようと思ったが、せっかくなのでスキャンピー(手長海老)のコースにした。

このコースにもクラムチャウダーの小がついてくる。


さて、クラムチャウダーのおでましである。


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さすがに美味しい。

クラムの旨みが凝縮されていて濃厚かつ複雑な味わいが楽しめる。

ここではまさに本物のボストンクラムチャウダーを味わうことができるのだ。

一緒にガーリックトーストとサラダも出された。

ガーリックトーストはガーリックの香りが香ばしい。


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サラダは真ん中と表面のドレッシングが違う。

新鮮な野菜がシャキシャキとしていて美味しい。

サラダの表面にかかっている牛肉のフレークが心憎い。


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最後にスキャンピーのガーリックオイル焼きの登場である。


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立派で大きなスキャンピーが何と4尾も皿の上に載っている。

それも下にはご飯まで敷きつめられているではないか。

想像を超えるボリュームであった。


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イタリア料理店でスキャンピーを頼むとやせ細った身が殻から離れず食べにくい思いをした方も多いと思う。

このお店のスキャンピーはプリプリとしているばかりではなく、食べやすいようにきれいに殻の処理がなされている。

そのスキャンピーに粉を少しふってガーリックオイルで一気に炒めてあるのだ。

身は程よく弾力があり、味が抜けていない。

香り高くスパイシーで美味しいスキャンピー料理である。

まさかスキャンピー料理を食べてお腹がいっぱいになるとは思わなかった。

この後しっかり淹れてあるコーヒーも出された。


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このコースが2000円というのは安いと思った。


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地下の店内は昼間でもほの暗く船内のようである。

出入り口のカンテラや舵のデコレイトが幻想的であった。


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このお店のシーフードは世界各地から空輸されてくる。

特にロブスターは活けのものを調理してくれる。

活きのいいことこの上ない。

クラムチャウダーやシーフードがお好きな方にはお薦めのお店である。