錦市場で買う・食べる | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

ジャン=ピエールの霧の中の原風景

こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

錦市場に行った。
買いたいものがたくさんあるが荷物になるのでなるべく我慢した。
まず、錦に一軒だけある酒屋を訪れて日本酒を買う。
この店は凄い。
英勲の料亭用に醸した純米大吟醸がある。
その四合瓶がラベルなしで置いてある。
これらは帰り際に購入するとして、ホテルで一人飲む日本酒を探す。
迷った末、滅多に酒店にも並ばない滋賀の松司の純米大吟醸の二合瓶を買う。


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さて、その後は田中鶏卵店の出し巻玉子である。
そこで出し巻の小さいものを買う。


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並びに有名な三木鶏卵店もあるが私には田中鶏卵店の出し巻玉子の方が口に合う。
久しぶりに訪れたら、店が新しくなっていて、可愛らしい看板娘が丁寧な接客をしていた。
以前では考えられないが、田中鶏卵店の方が私が行った時は繁盛していた。


つぎに川魚専門店のとよに寄る。
涎の出そうな川魚がたくさん並べられている。
鮒寿司も卵入り鯉の煮つけも美味しそうだったが、今回は琵琶湖産の天然の本もろこの甘露煮、アマゴの甘露煮、鰻の肝串、海老豆を買ってしまった。


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こうなったら日本酒が足りない。
先程の酒屋に戻って四合瓶で美味しそうなものをもう一本買う。
追加の日本酒は不老泉の中汲み純米生酒にした。


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そして、これだけ美味しそうな酒のあてが揃うと器も欲しくなる。
酒屋の女将さんに陶器店を聞いて皿を探しに行く。
そのお店で緑色のうわぐすりが美しい皿を購入する。
購入して京阪三条駅に向かう途中で酒器を購入し忘れたことに気づく。
もう三条である。
河原町通りのすぐ手前に宇治茶専門店古川翠香園を見つけた。
気の利いた小さめの茶碗をぐい呑み代わりにしようと思ったのである。
ふと見ると清楚な白磁でできた玉露用の杯のような器に目が止まった。
五つのセットになっている。
それを一つ杯代わりにしようと思った。


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でも、これを購入すると玉露用の煎れる器も欲しくなる。
聞いてみると同じ作り手のものが運よくあった。
欲張って玉露の上等な芽茶も購入してしまった。


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実家に以前茶器店で購入した和紙を竹の枠で挟んで焙じる焙じ器がある。
これを焙じたらとても美味しい焙じ茶ができるそうだ。
私は両手に一杯荷物を持って夕食のため大阪に向かった。