シャンパーニュとロゼのスプマンテにフルーツを添えて | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

ジャン=ピエールの霧の中の原風景

こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

六本木にいる時にフルーツが食べたくなった。

六本木にあるフルーツパーラーはどうしても頭に思い浮かばない。

考えた末、六本木ヒルズ・グランドハイアット東京にあるフィオレンティーナを訪れた。

フィオレンティーナはイタリアンカフェである。

ここのドルチェは美味しいが、フルーツだけは頼んだことがない。

メニューを見ても載っていない。

お店の方に尋ねてみたら特別に作ってくれるという。

シャンパーニュが飲みたくなったのでそれも一緒にお願いすることにした。

フルーツの盛り合わせの皿が届く。

苺や様々なベリーを中心にとお願いした通りに皿を作ってくれている。

皿を眺める絵にヴェールがかかっているように感じた。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


真中にフルーツが盛られ、皿の周りに柘榴の実のようなものとハーブが散りばめられている。

一瞬お皿の模様だと思われるほど可愛らしい。

ちょうど食べたかった苺やフランボワーズ・ブラックベリーなどがしみじみと美味しい。

シャンパーニュにフルーツがよく合う。

フルーツを食べているうちに閃いて、フェラーリのスプマンテ・ロゼを注文した。

届けられたスプマンテ・ロゼにベリー類を入れてみる。

一口飲んでみるととても素敵な香りがする。


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華やかでやるせない味と馨りに包まれていく。

時は昼下がりを過ぎ夕暮れを迎えようとしている。

心の中でムーンナイトセレナーデの調べが聞こえてきた。