ベトナム食堂にて | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

ジャン=ピエールの霧の中の原風景

こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

食後に江古田銀座を歩いていたら面白いお店を見つけた。
ベトナムの国旗がかかっている。
見た目は秋田県にでもありそうな食堂である。


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看板にはベトナム食堂マイマイと書いてあった。
中に入るとエプロン姿が似合いそうな優しい風貌の女性の方が対応してくれた。

さて何を頼もう。
ベトナムのビールがたくさんある。
ビールにしようと思ったが麦芽とホップだけのものがなかったので、ダラットワインのストロベリーを頼んだ。

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ダラットはベトナム中部の軽井沢のような高原都市で苺の名産地である。
甘くないが苺の香りがする。
三品ほどの料理とフォーをお願いした。

テーブルの上を見ると袋入りのベトナムのお手ふきが置いてある。

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ベトナムではこのお手ふきを使うと15円ほど取られる。
片方によせてパンと音を出すのが現地式だ。
中には紙ではなく水分を含んだ木綿のお手ふきが入っている。

ワインを飲みながら料理の到着を待った。

最初に生のトマトから作ったソースにベトナムの味つけをして煮込んだ厚揚げのトマト煮込みが届いた。

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食べるとほっと落ち着く素朴なベトナム家庭料理の味がした。

次にパリパリでジューシィでヌクマムが効いた鶏手羽先の唐揚げが届けられた。

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本当に皮がパリッとしていて美味しい。
かぶりつくと肉汁とヌクマムの混じった香りが口の中に広がる。

最後に出てきたのがベトナムの食堂に行くと必ずといっていいほど地元民が食べている豚肉と高菜の炒めである。

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塩ぬきした高菜にヌクマムが染み渡っている。
お酒にもご飯にもよく合う。

鶏と野菜でとったスープで作られた鶏肉のフォーを最後に食べた。


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たいへんあっさりとしている。
麺が白くてきれいだ。
私はフォーの中に大好きなヌクマムとパクチーをやはりたっぷり入れてしまった。

デセールも頼もう。
ベトナムプリンである。


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このベトナムプリンも昔風の硬めのしっかりしたプリンでカラメルソースにベトナムコーヒーが入っている。
プリンの上にクラッシュアイスをかけるのがベトナムスタイルだ。

楽しいお店だった。
今度は昼にご飯を食べに来よう。
ベトナムカレーを食べに…