オブジェのような野菜 | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

ジャン=ピエールの霧の中の原風景

こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

オブジェのような野菜に出会った。
まるで工芸品のようなフォルムである。
名を珊瑚礁カリフラワーと言う。

ジャン=ピエールの霧の中の原風景

味はブロッコリに近いと聞いた。
食べるのが何だかもったいない。
テーブルの上に観葉植物の代わりに置いておきたいくらいだ。
でも野菜としてどんな味なのか確かめたかったし、今旬の野菜なので早速食べることにした。

グラタンであるシューフルール・イタリエンヌにしようと思ったが、味がブロッコリに近いと聞いていたのでブロッコリ・ブレゼにすることにした。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景

ブロッコリ・ブレゼは、オリーブオイルでニンニクを叩きつぶしたものを炒めた後、ブロッコリと白ワインを入れ、塩・胡椒をして蓋をし、蒸し煮にしたものである。
ニンニクと白ワインの香りに包まれて野菜のカリフラワーの優しい味とブロッコリの旨みが口の中いっぱいに広がっていく。
確かに味はカリフラワーとブロッコリの中間と言える。
ワインの酸味とニンニクの香りがたまらなく魅惑的であった。

一緒に作った茸のリゾットとも相性がいい。


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美味しい野菜は人を優しくしてくれる。