ケーク・ショコラ三種 | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

たまに新宿高島屋のパティシエリアを訪れ、カウンターテーブルでいくつかのデセールを楽しむ。
今回はケーク・ショコラを三種頼み、二人でシェアして食べた。
どれも個性的なケーク・ショコラを三種一度に味わってみると思いの外素敵ではないか。
取り合わせの妙を強く感じた。

まずは、レジオンのコルマールである。

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アーモンドプードルが入っていると思われるチョコレートスポンジ生地の上にチョコレートムースが載せられ、更に厳選された洋酒で味つけされた洋梨のコンフィ、最後に洋梨のムースが載せられている。
それがチョコレートでコーティングされ下の部分にはたいへん香り高いアーモンドプラリネがまぶされている。
プラリネの香りのアフターが長い。
素晴らしいケーキであった。

次に夏にも出会ったオーボンヴュータンのエクスキを食べた。


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以前と変わらず濃厚なショコラとキャラメルの二層のムースが心地よい。
コリアンダーをハーブのように使い味のアクセントにしているところが心憎い。


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最後に食べたノリエットのショコラオレンジはショコラムース、オレンジのジュレ、ショコラムース、オレンジのコンフィ、ショコラムースの層になっている。軽く表面がブリュレのようになっていた。
程よい甘さで丁寧に作られている。

このパティシエリアで飲むコーヒーもこだわっていて比較的美味しい。

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ケークショコラとコク・苦味・酸味のバランスのとれたタイプのコーヒーとの相性もすこぶるよい。
ケークショコラ三種それぞれの余韻を楽しみながら飲むコーヒーの味は格別であった。