英国式ブラスバンドの世界 -3ページ目

Rossini















録音:1982年11月

演奏John Foster Black DyKe Mills Band

指揮:Peter Parkes、 Trevor Walmsley


Black DyKeによるロッシーニの作品集です。

今から25年前の録音で、コルネットのソリストのMaCannの演奏には古さが感じられます。

全体のサウンドは重厚で、オーケストラのためではなく、まるでブラスバンドの為に書かれた曲であるような印象を受けます。


お勧めはウィリアム・テル序曲。ウィリアム・テルは、ロッシーニが37歳の時の作品で、最後に作曲したオペラになります。


The Lion & The Eagle















録音:1977年1月

演奏:John Foster Black Dyke Mills Band

指揮:Roy Newsome


Black Dykeが30年ほど前に収録したCDです。

収録曲はイギリスとアメリカの曲が収録されています。題名ですが、両国のシンボルからとられており、ライオンはイギリスを、イーグルがアメリカを示しています。


イギリスの曲は、伝承曲、スコットランド民謡、ホルストの2組からの抜粋、エルガーの威風堂々の4番です。

一方アメリカは、星条旗よ永遠なれ、ガーシュインメドレー、フォスターメドレーが収録されています。

いずれも日本でも有名なメロディの曲です。





Brassin Mozart 2006













録音:2005年9月

ソリスト:Steven Mead

伴奏:Sound In Brass

指揮:Howard Evans


ユーフォニューム奏者として有名なSteven MeadのCDです。

なぜかサイン入りです。

昨年はモーツァルト年だったことから企画・発売された、全曲がモーツァルト作曲です。

伴奏はSound In Brassといオーストリアのうブラスアンサンブルで、英国式のバンドではありません。


この写真は、楽器さえ持っていなければ、故羽田健太郎氏のコスプレにも見えます。

Cleopatora



















題名:CLEOPATRA

作曲:DAMARE


コルネットのソロ曲の定番、「クレオパトラ」の譜面です。

定番なのですが作曲者の詳細については不明なところが多く、謎に満ちています。

ちなみにこの曲の邦題には「幻想ポルカ」という副題が着けられています。

この曲を演奏するには、とにかくトリプル・タンギングをマスターしている必要があります。


はい、プラクティス、プラクティス

TTK・TTK・TTK・・・・・



TRISTAN ENCOUNTERS















録音:2000年11月

演奏:Willams Fairey Band

指揮:James Gourlay、 Brian Grant


マーチン・エレビーの作品集(第2集)です。マーチン・エレビーはイギリスを代表する作曲家で、今年の欧州選手権の課題曲の作曲もしています。

このCDでは珍しいテナーホーン・のコンチェルトが収録されています。演奏は現在Cory Bandに所属しているOwen Farrです。彼のソロCDにもこの曲が収録されています。

CDの題名にもなっているTristan Encountersは、ワーグナーの「トリスタンとイゾルテ」をモチーフにしています。1999年のイングランド・マスターズの課題曲にもなっています。吹奏楽にも編曲されたようで、日本でも聞く機会が増えると思います。

The Concert Sound















録音:1981年1月

指揮:Major Peter Parkes、 David loukes

演奏:John Forester Black Dyke Milles Band


今から26年以上前に録音された音源です。

注目は当時のプリンシパルのMcCannnoがソリストとして演奏するCzardas No.1です。さすがに音色と奏法に古さを感じます。

後は、昨年の全英選手権の課題曲にもなった、ベルリオーズの宗教裁判官です。

例えば昨年同大会で優勝したグライムソープの演奏と聞き比べるのも面白い趣向だと思います。


LEGENDS















録音日:不明

指揮:不明

演奏Grimethorpe Colliery UK Coal Band


題名がLegendsというぐらいだから、グライムソープによる名演奏集だと思われます。

思われますというのは、ライナーノートが何も無いからです。

いつの録音か、指揮者が誰だったのかも書いてありません。

写真の指揮者も誰だか分からなかったので調べてみたら

Bryden Thompsonさんで1976年にグライムソープの指揮を務められていました。


収録曲は映画Brassで使用されたアランフェス協奏曲、ダニーボーイ、フォロレンティーナ・マーチ、ウィリアムテル序曲をはじめ、ジョン・ウィリアムが作曲した様々な映画音楽、その他ブラスバンドでの定番曲があり、グライムソープの安定した演奏もあいまって、安心して聴けるCDとなっています。



Concertos for Brass















録音:1980年6月

ソリスト:Jon Fletcher(tuba)

Ifor James (French Horn)

James Watson(Cornet)

指揮: Roy Newsome

演奏:Bessees O'TH' BARN BAND


また更新の間隔があいてしまってすいません。

ブラスバンド伴奏によるコンチェルトで、チューバ、フレンチ・ホルン、コルネットの演奏が聴けます。

ブラスバンドにはフレンチ・ホルンは含まれていませんから、この組み合わせも面白いと思います。

一番の聴き所はチューバ・コンチェルトで、ソリストは伝説のチューバ奏者ジョン・フレッチャーです。

ジョン・フレッチャーは、フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルのメンバーとして活躍しましたが、

1987年に46歳の若さで脳卒中で死亡しています。映画「未知との遭遇」や「スター・ウォーズ」のチューバの音は、彼の演奏です。


Evelyn Glennie

リフレクテッド・イン・ブラス/エベリン・グレニー
¥2,711
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録音:1997年12月

ソリスト:Evelyn Glennie

演奏:Black Dyke

指揮:James Watson


パーカッション奏者とブラスバンドの競演です。

ソリストのエヴェリン・グレニーは、スコットランドに生まれています。

12歳で完全に聴覚をなくしていますが、それを克服した奇跡のパーカッション奏者といわれています。


このCDでは、いわゆるクラッシックの曲から、ブラスバンドの曲までが収録されています。

ここでは特にブラスバンドの曲である、Peter Graham作曲のCartoon Musicをお勧めしておきます。

Cartoon Musicは、例えばトムとジェリーのような昔の「アニメ」の音楽を彷彿とさせる音楽です。


アーバン教則本1

アーバン金管教本(1)/J.B.アーバン
¥2,940
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金管奏者のバイブルとも言われるアーバンの教則本です。
本名は、Joseph Jean Baptiste Laurent Arban.。1825年生まれのフランス人。

ベルリオーズ作曲の幻想交響曲のコルネット・パートは、彼の為に書かれています。


この教則本がバイブルと言われる理由は、この教本さえ練習すれば、後は何もいらないという意味と、最後まで練習した人はほとんどいないという両方の意味があるとも言われています。


この教則本を最後まで練習しない理由としては、最初のページから練習するから挫折するのです。むしろ、自分が苦手なところがあったら、この本の該当箇所を練習するといった辞書的な使い方が賢いです。

英語の辞書だって、「A」から順番に読んでいって「Z」の最後までたどりつける人がいないのと同じです。


この本に、タンギングが「TU」と記載されているため、日本人のラッパ吹きは「ツー」または「ツゥ」とタンギングをしてしまう人が多いのですが、

アーバンはフランス人ですから、フランス語では「TU」は、「ヂュ」の発音に近いらしいです。

「ツー」ではタンギングが強すぎて乱暴になります、「ヂュ」の方が柔らかい音色が得られます。