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ジャズギター「ダグ・レイニー」のレコード紹介です。
北欧から、誠実・実直派のテナー登場。
本格派のジャズギター、ダグと協演。
と思ったが、安っぽいエレキ風で・・
一句
“迫る音 想い届かぬ ジャズギター”
②『レイジー・バード』(84)
《Lazy Bird/Doug Raney》
ダグ・レイニー(g)、ベルント・ローゼングレン(ts)、ベン・ベシアコフ(p)、
イェスパー・ランドガード(b)、オレヤコブ・ハンセン(ds)。
《Doug Raney Blog紹介》
①『Introducing』(77)№1 喰わえ煙草で、親父超え
《Bernt Rosengren(ts) Blog紹介》
③『Surprise Party』(83)端展№3 軟派?硬派?EU二流?!
スウェーデンの真面目なハードバップ屋さん。
その人は、テナーのローゼングレンである。
ジャズギター本格派H.バップど真ん中のダグ。
ダグはお似合いの奴と協演、ってことに。
と想い、期待大の聴き処と思ったが。
①『Introducing』から7年後の演奏。
①はぶっ太い堂々とした、本流のジャズギターだった。
ところが、当②は随分と様子が変わった。
太さを失い、少々ソリッドに・クリアーな音質に。
滑るように流れるフレーズも失った。
少々「カクカク」っぽく、変わってしまった。
若干のリヴァーブもかかってるような。
安っぽいエレキギター風の臭いが染付いた。
ローゼングレンのテナーは良く唄う。
北欧の誠実・実直ど真ん中ジャズである。
スウエーデンらしさからはみ出さない、そんな流派といえる。
①の本格指向のダグ・スタイルであれば。
音質・フレーズぴったしで、ローゼングレンと共鳴するのだが。
一句
“迫る音 想い届かぬ ジャズギター”
ピアノはベラルーシュ、ドラムはノルウェー出身。
両者揃って派手さでは魅せない。
せめてドラムだけでも勢いがあれば、と思うが。
これでは、テナーの独り舞台である。
初リーダー作①の本格指向を懐かしむばかりです。
「Reggie Of Chester」 曲の勢いはあるんだが、テナーの独り舞台のようで・・