先日、コメダ珈琲店の2024年福袋に入っていた「小倉トースト引換券」を使い、全ての券を使い切りました。いただいたトーストは、パン自体が美味しく豪華なものでした。伴奏、編曲が豪華なアルバムを。

 

LOREZ ALEXANDRIA (ロレツ・アレキサンドリア)
MORE OF THE GREAT (impulse! 1964年録音)

 

   

 

ロレツ・アレキサンドリア(vo, 1929~2001年)は、教会で家族と一緒にゴスペルを歌っていた経歴があり、全体にソウルフルですが、スローな曲では繊細な歌唱を行い、僕は昔から好きで、結構、レコードやCDを集めました。本作は、インパルスで録音した一枚。

 

メンバーは、ロレツ・アレキサンドリア(vo)、ウィントン・ケリー(p)、レイ・クロフォード(g)、アル・マッキボン(b)、ジミー・コブ(ds)、ルイ・ヘイズ(ds)。曲目ナンバーの9と10はストリングス入り。ウィントン・ケリーが伴奏を行っていて、注目されます。

 

曲目は次のとおり。

 

1  But Beautiful (Johnny Burke,  Jimmy van Heusen)
2  Little Boat(O Barquinho) (Ronaldo Boscoli,  Roberto Menescal)
3  Dancing on the Ceiling (Lorenz Hart,  Richard ROdgers)
4  It Might as Well Be Spring (Oscar Hammerstein Ⅱ,  Richard Rodgers)
5  Once(It S'Aim Aient) (Norman Gimbel,  Guy Magenta)
6  The Wildest Gal in Town (Jack Yellen,  Sammy Fain)
7  Angel Eyes (Earl Brent,  Matt Dennis)
8  This Could Be the Start of Something Big (Steve Allen)
9  No More (Tutti Camarata,  Bob Russell)
10  That Far Away Look (Sammy Fain,  Bergman)
やや渋いながら、ほぼスタンダード曲。2「Little Boat」と5「Once」はボサノヴァ、10「That Far Away Look」は、イングリット・バーグマン夫妻の作詞、サミー・フェインの作曲のバラードで珍しい。

 

ロレツ・アレキサンドリア(vo)は、本作「More of The Great」と「The Great」を1964年に録音したあと、70年代半ばまで録音が途絶えます。本作録音時は、35歳で歌声、技量ともに優れた状態にあり、傑作が誕生しました。最初のバラード「But Beautiful」では、繊細で情感に満ちた歌が聴け、同曲ではケリー(p)のソロも入ります。同様に「It Might as Well Be Spring」(春の如く)も、語り掛けるようにじっくりと歌っています。アップテンポの「This Could Be the Start of Something Big」では、伴奏陣のソロも入り、ジャムセッション風で楽しい。

 

   

ジャケット内側にある、ロレツ・アレキサンドリアの写真。

   

こちらは、「The Great」のジャケット。このアルバムもよく知られています。
 

(参考)本作から「But Beautiful」が聴けます。

But Beautiful (youtube.com)

 

【コメダ珈琲店 上田緑が丘店】

住所:長野県上田市緑が丘1丁目1番6号
電話:0268-71-5133
ホームページ:コメダ珈琲店 (komeda.co.jp)

 

入口

店内

2024年福袋に入っている「小倉トースト引換券」の期限がこの5月31日まででした。これを使ったので、全ての券を利用できました。

クリームコーヒー

コメダのソフトクリームは、好きなので、ソフトクリーム単品で注文することもあります。

小倉トースト。バターと小倉餡。餡たっぷりです。

パン。このパンですが、なかなか良かったです。モーニングに出る山食パンよりも、この薄めのパンの方が好みです。