№1 地を震う、いななく象か《ジャック・マクドフ(org)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズオルガン「ジャック・マクドフ」のレコード紹介です。音符

 

「ブォ・バォオ~ン」、ねちち・オルガン。

ねりっ放しで吠えるテナー&オルガン。

この「うねり」、私は殆ど溺状態に。

 

一句

 “地を震う (いなな)く象は オルガンか”

①『ブラザー・ジャック・ミーツ・ザ・ボス』(62)
《Brother Jack Meets The Boss/Jack Mcduff And Gene Ammons》
ジャック・マクドフ(org)、ジーン・アモンズ

orハロルド・ヴィック(ts)、エディー・ディール(b)、ジョー・デュークス(ds)。

 

《女性オルガン奏者 シャーリー・スコット 紹介》

⑥『Blue Flames』(64)№6 女性ジャズ(ウー)マン

⑤『A Chip Off The Old ~』《シャーリー・スコット(Org.)》
 

「ブォ・ゴォ・バオォ~ン」。
この「ねちち」と、しつこいオルガンの音。

歯切れの悪いこの音が、好きになれない。

この粘っこい・独特のオルガンの音質。

これがソウルやR&Bには、ぴったし。
だから余計に、私のに合わない。

ただ、マクドフの音は結構「れ」が良い。
「グワッ・ガッ」、このバッキング。

リズムに乗り、切れの良さは中々のもんです。


「ぽん・ぽん」弾むギターと真反対のオルガン。
ところが、マクドフはギターと相が良いようで。
両者の音の絡みが、楽しく聴ける。

 

 一句

 “地を震う (いなな)く象は オルガンか”


ねり・ひねり」回しで吠えるテナー。
まさしくオルガンぴったしのソウル・テナー。
US受け・ど真ん中の鳴りっぷりである。


「ねち~・どろ~」と、しつこくまとわりつく音。

やっぱ、この「ろっ」と感が肌に合わない。
ヴォリュームを上げ、うねりの中に身をおくと。

まるで洪水に飲み込まれ、殆ど溺状態に陥ります。
 

音譜 この曲は「どろっ」と感より、いで乗り乗りです。