№2 どろどろの、素に還る《アーネスティン・アンダーソン(女性Vo)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

キスマークご訪問ありがとうございます。
 女性ジャズヴォーカル「アーネスティン・アンダーソン」のレコード紹介です。キスマーク

 

52歳、濃厚「こてて」のブルースで迫る。

「素」のR&Bに還り、丸裸の人生観を唄う。

ラテン畑のモンティ、「っぱり」ブルースで。

 

一句

 “熟したる どろっとブルース に還る”

②『ネヴァー・メイク・ユア・ムーヴ・ツー・スーン』(59)
《Never Make Your Move Too Soon/Ernestine Anderson》
アーネスティン・アンダーソン(vo)、

モンティ・アレキサンダー(p)レイ・ブラウン(b)、フランク・ガント(ds)。


《Monty Alexander Blog紹介》

③『Ivory & Steel』(80)№3 響けドラム缶!Reggae?

 

《Ray Brown Blog紹介》

②『Something For Lester』(77)№2 飛び散る汗&ベース音


52歳となったアーネスティン。

「こてて」のブルースで迫る。
 

約20年前の①『The Fascnating~』。

クリーニングされたブルース感だった。
と、思ってたが。
当②は、もう「どろろ」R&Bである。


元々R&B歌手としてプロ活動を始めたという。
人生も熟し「素」に還ったシンガーに蘇ったか。

丸裸の人生観は、R&Bまんまの唄いっぷり。

 

 一句

 “熟したる どろっとブルース に還る”


私の好みの真逆な存在に往ってしまった。
楽しみなのは、バックのピアノトリオを聴くこと。
ちょっと驚いたのは、レキサンダーがピアノ。

この方、ラテンリズム畑のはずだが。
何故、ブルースたっぷりの歌伴に付合うのか。
と思うが、「っぱり」ブルース感が中々いい。

速いビートにのった「My Shining Hour」。
音譜夢の中であなたの顔は開く。
 家の灯りのように、見守る天使のように

 かしい時になる。
 再びあなたと一緒になるまで。

 

①の若き頃の軽やかさは失われ、

太く々と、リズムにのり切って唄う。
エラ、サラに負けない迫力で勝負してます。

 

キスマーク 太く堂々と「ぐいい」リズムにのり、聴かせます。