№2 飛び散る汗&ベース音《レイ・ブラウン(b)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
ジャズベース「レイ・ブラウン」のレコード紹介です。音符

 

見事なH.バップ、3人・三つ巴の「勝負」
ブラウンの腕・力づく、はじく弦が唸る
エルヴィンのシンバル、真鋳の粉がび散り

一句

 “ 力づく 飛びる汗と ベース音 ”

②『サムシン・フォー・レスター』(77)
《Something For Lester/Ray Brown》
レイ・ブラウン(b)、シダー・ウォルトン(p)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)。
《Ray Brown Blog紹介》

①『This Is Ray Brown』(58)№1 力勝負!唸るウッドベース


ベース・リーダだから、でかい音で録音。
77年の録音だが、リイシュー(再発盤)のため惨な音。

音がスリムでっている。
生々しさから遠く、人工的な匂いがプンプン。
①『This Is Ray Brown』のアコースティック感。

とても比べものにならない。

見事なハーッドバップ3人・三つ巴の「勝負」。
グイグイ押しまくるブラウンの弦の音。
エルヴィンのドラムは破れる程に叩きまくる。
「ゴォオ~ン・ガァア~ン」ウォルトンの鍵盤タッチも力づく。

 一句

   “ 力づく 飛びる汗と ベース音 ”

 

聴き処はA#1「Ojos De Rojo」。
ソリッドな音、エルヴィンのシンバルに驚く。

鉄粉ならぬ鋳の粉が飛んできそうだ。


酷い録音の割には前方に出する音。

こんな音に攻撃されっ放しの1枚である。

 

音譜 見事なハーッドバップ、3人・三つ巴の「勝負」をお楽しみ下さい。