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女性ジャズヴォーカル「アーネスティン・アンダーソン」のレコード紹介です。
え、森昌子カットヘアー?ジャズシンガー?
小ぢんまりと、小刻みに・リズミカルに。
クリーニングされた、ブルース感覚を。
一句
①『ザ・ファッシネイティング・アーネスティン』(59)
《The Fascinating/Ernestine Anderson》
アーネスティン・アンダーソン(vo)、
ベニー・ゴルソン(ts)、ハンク・ジョーンズ(p)、ストリングス、等。
《Benny Golson Blog紹介》
⑦『This Is For You, John』(83)№7 For John!魂・吹荒れ
《Hank Jones Blog紹介》
⑧『Milestones』(78)№8 乗りまくれ!走るビート
まさかの森昌子カットヘアーとは。
とてもジャズシンガーとは、思えないが。
黒人女性シンガーのアーネスティン。
でも、黒人特有のジャジーな重々しさはない。
かといって、「カラッ」とはしていない。
小ぢんまりと巧くまとめたジャズっぽさ。
アクは少し、小刻み・リズミカルで心地良い。
クリーニングされたブルース感覚というか。
洗練されたジャズっぽさは、好感がもてる。
デビュー作の『Hot Cargo』(56)は大ヒット。
そんな人気が得られるシンガーだと納得する。
重々しい歌、炸裂するビッグバンド。
そんな曲が多い中で、軽やかにのせる曲。
「Stompin' At The Savoy」を推す。
軽くリズミックに転がすように唄う。
NYの有名な社交場「サヴォイ」にちなんだ曲。
あなたの唇はワインのように温かく甘い。
頬は柔らかく私のものに近い、神聖なもの。
艶かしい詞ではある。
サヴォイであなたと踊る喜び、幸せを唄う。
私は、この「小ぢんまり」さが好みです。
それでも、ちょっとオーバー過ぎな歌唱ですが。
一句
“ジャズシンガー 観た目に反し 小ぢんまり”
サヴォイであなたと踊る喜び・幸せを軽やかに唄っています。