№1 音を探す?虚ろ気に《ランディ・ウェストン(p)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズピアノ「ランディ・ウェストン」のレコード紹介です。音符

 

周囲を気にせず、々とピアノを弾いてる?

何かを探し回ってる?音をしてるような!

T.モンク病の感染か、とつ感が何とも・・

 

一句

 “虚ろぎの 音をすか ピアノ弾き”

①『ザ・モダン・アート・オブ・ジャズ』(57)
《The Modern Art of Jazz By Randy Weston》
ランディ・ウェストン(p)、

セシル・ペイン(bs,as)、レイ・コウプランド(tp)、

アーマド・アブダルマルク(b)、ウィリー・ジョーンズ(ds)。

 

《Cecil Payne(bs) Blog紹介》

①『Brookfield Andante』(66)№1 細々と!老舗バリトン屋

 

《Ahmed Abdul-Mlik(b) Blog紹介》

①『The Music Of ~』№1 スーダン!初物“ウード”《


ピアノ弾きの方って、色々居るもんだ。
この方のピアノって、どう聴いてもわり者。
ミディアムテンポで淡々と、強弱も・抑揚もさほどない。

周囲を気にせず、何が起ころうが・・・。

々とピアノを弾いているのでは。


つまり、フレーズが少々風変わりである。
何かを探し回ってるのか、音を探してるような。
そんなろいだプレイが見えるようだ。

だからか、耳に引っ掛かる音がしてくる。
うぅ~ん、者ではなさそうな、そんな気もする。


とはいっても、聴いてて面く無い。
ラッパやサックスの音もするのだが。
ピアノ一人のせいで、何もかもが楽しく聴こえない。

ちょっとだけ乗ってる感じで「J&K Blues」。
粋なテーマで、汚い音のラッパが潔くはしる。
続くバリトンは、後ろ髪を引っ張る牛のとろさ。

ピアノは、っていうと音数少なく意気沈ぎみ。
どうも、まとまりの無い演奏である。
70年代以降の激プレイが嘘のようだ。

 

 一句

 “虚ろぎの 音をすか ピアノ弾き”


面白いのは、T.モンク病が感したような音。
だからか、モンクの曲には相性が良い。
とつとした音数の少なさが、そうさせるのか。
妙にモンクとのベクトルはピッタシだ。

 

音譜 ギクシャクしたブルースで、音数少ないンク風で何とも面白いです。