№3 丸味で攻める!赤&青《キャノンボール・アダレー(as)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「キャノンボール・アダレー」のレコード紹介です。音符

 

一念発起・再上京、記念すべきリーダ作!

味で攻める「赤&青」、のコントラスト!

そんな「惑・惑」感、開放的・かい音に!

 

一句

 “初リーダ の音だぞ ニューヨーク”

③『ソフィスティケイティッド・スウィング』(57)
《Sophisticated Swing/Cannonball Adderley》
キャノンボール・アダレー(as)、

ナット・アダレー(cor)、ジュニア・マンス(p)、

ジミー・コブ(ds)、サム・ジョーンズ(b)。
 

《Cannonball Adderley Blog紹介》

①『Bohemia After Dark』(55)№1 今こそは!飛入りライヴ

②『Presenting “Cannonball”』№2 どっぷりはまった無垢な音

 

とてもジャズのジャケット、と思えない。
とにかく「」、サマになってる。

大のお気に入りの1枚である。

赤のベンツ・オープンカーが、これ見よがしに。
トランクの「味」が、何ともセクシー。
負けてないのが、ピッチリパンツ「青」の女性。

丸味で攻める「赤」&「」のコントラスト。
もっと目を凝らし、「青」に全集中すると。

パンティーラインがき出てるような・・。
国内盤の「ぼけ」ジャケが、悔しくてならない。

当③が、記念すべきリーダ作となる。
この時29歳(28年生)、当時は遅咲きといえる。

 

55年、カフェボヘミアでの飛入り参加。
大打撃を受け、一度省してしまう。

一念発起・再上京し、NWで初リーダ作を録音。

ところが18年後(46歳)、心臓発作で他する。
飛ぶ鳥を落とす勢い、ヒット作を連発・続発。

僅か20年程の活躍で、人生を閉じてしまうことに。

当③は、キャノンボール・ベストにしたい1枚。
とにかくアルトの音が、明るく・かい。
①②の特徴である「艶」の音、とは言い難いが。

 

初リーダの「うきうき・る気」感が全面に。

思いっ切り・吹き切った、でかい音が突出してくる。

ベースの弾む音、ドラムのはじく音。

メンバ全員、き活き明るく・でかくはじけ飛ぶ。

弟分ナットのラッパと共に、兄弟仁義で吹切る。

記念すべき初リーダ作に相応しい、開感が聴き所の1枚です。
 

 一句

 “初リーダ の音だぞ ニューヨーク”

 

音譜 明るくかく・開放感ある音、初リーダ作をお楽しみ下さい。