№2 どっぷりはまった無垢な音《キャノンボール・アダレイ(as)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「キャノンボール・アダレイ」のレコード紹介です。音符

 

歯切れ良く、るい音が飛びまわる!

だが、馬鹿騒ぎしない・歌心かな音!

初期の頃、どっぷりはまった無な音!

 

一句

 “いざデビュー どっぷりはまった 無な音”

②-1『プレゼンティング・キャノンボール』(55)(Arista WAJ70110国内盤)
《Presenting “Cannonball”/Cannonball Adderley》
キャノンボール・アダレー(as)、

ナット・アダレー(cor)、ケニー・クラーク(ds)、

ハンク・ジョーンズ(p)、ポール・チェンバース(b)。



②-2 オリジナル(Savoy12018)

 

馬鹿騒ぎの明るさ、強烈なファンキー節。
そんなキャノンボールがいだ。
と、①『Bohemia After Dark』で記載した。

それは、マイルス・グループ脱退後の演奏。


当②は①と同じ、マイルスG加入以前の録音。
綺麗に伸びるアルトの高音。
明るくても、馬鹿騒ぎはしない無な音。


歯切れ良く、明るい音が飛びまわる。
歌心豊かなフレーズ、力まかせには吹かない。

そんな素直さに感がもてる。
 

当②は、初レコーディングの①と同年の録音。
初期のキャノンボールの直なアルトの音。

私はこんな初期の頃のプレイの大ファンです。
 

 一句

 “いざデビュー どっぷりはまった 無な音”


コルネットのナットは分。
兄弟共演は、今後多くリリースされていく。
兄貴はファンキー絶頂期に突入するなか。
そんな頃でも、安したナットのプレイが聴けます。

 

音譜 自然体の美しさ、歌心かなフレーズをお楽しみ下さい。