№1 灯台守りか?ベーシスト《ハワード・ラムゼイ(b)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズベース「ハワード・ラムゼイ」のレコード紹介です。音符
 

青空に切り込む、白い台!

西海岸らしく、「カラッ」と自体に!

品良いスウィング感、やかに揺らす!

 

一句

 “青空と 台守りの 4ビート”

①-1『ミュージック・オブ・ライトハウスキーピング』(56)
《Music For Lighthousekeeping/Howard Rumsey》
ハワード・ラムゼイ(b)、ボブ・クーパー(ts)、

フランク・ロソリーノ(tb)、コンテ・カンドリ(tp)、

スタン・レヴィー(ds)、ソニー・クラーク(p)。



①-2 Comtenporaryレ-ベル C3528

 

青い空に切り込む、白い台がそびえる。
その傍ら、消火栓に座る白人の男。
このジャケット、とてもジャズとは思えない。

まさしくウェストコースト・ジャズそのもの。
人のベーシスト、ってのもやっぱ西海岸らしい。

Contemporaryのオリジナル盤を聴いている。
ラムゼイって初物だが、このラベルだって初物。
灯台のデザインなんて、妙としか思えない。


音はまさしく西海岸“しさ”のコンテポラリー。
オリジナル盤は通常、重く・太い音だが。

東海岸のような重さ・ズ太さはない。
「カラッ」と自体の音が、太く突出してくる。

コンテンポラリーの音は“しつこさ”が無い。
「スカ~ン」燥し切ったドラムが自然に響く。
ベースの音だって、カラッとし・軽く弾んでくる。

 

 一句

 “青空と 台守りの 4ビート”


一聴、安っぽそうな3ホーンの音。
だが、決して魔をしないアンサンブル。
軽やかにスウィングし、青空を跳ねていく。


誰もが無理をしない・力まない。
品良いスウィング感が、やかに揺らしてくる。

そんなウェストコースト・ジャズの1枚です。

 

音譜 青空をねていく、軽やかなスウィング感をお楽しみ下さい。