(続)№2 色が観えぬ!モノトーン《ジャック・シェルドン(tp)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズトランペット「ジャック・シェルドン」のレコード紹介です。音符

 

同じ音で、「ぱら・ぱら」と流れていく!
何とも味気ない、まさに「ノトーン」か!

本業はコメディアン、馬鹿れしたようだ!

 

一句

 “モノトーン 色はえぬが ラッパの音”

②『ゲット・アウト・オブ・タウン』(54)
《Get Out Of Town/Jack sheldon》
ジャック・シェルドン(tp)、ウォルター・ノリス(p)、

ラルフ・ペーニャ(b)、ジーン・ギャメージ(ds)。
 

《Jack sheldon Blog紹介》

①『Jack Sheldon Quintet』(55)№1 せわしい!淡々ラッパ

 

「パァ~・パラパラ・パッパァ~」。
同じような音で、音が連なりラッパが鳴る。
抜けるように「パラ・パラ」と吹き連なる。


情緒とか、格好良さとかは無縁。

アクも癖もない・々色なラッパ屋さん。


同じ音圧で、音が「ぱら・ぱら」と流れていく。
それが特徴だが、何とも気ない。
これを「ノトーン」のシェルドン、と言おうか。
ジャケットの真っ黒感が、現すとおりである。

有名なタイトル曲。
ちょっと強く・ちょっとの丸味がある。

「ぐいっ」とし出してくる、これが何とも良い。

非常に解りやすい特徴だ。
ただ1枚あれば充分と、他はってしまった。

 

 一句

 “モノトーン 色はえぬが ラッパの音”


オリジナルは、Jazzwestレーベルの10inc.盤。
当②が、23歳でのリーダ作。
西海岸で活躍したが、本業はコメディアン。
本業は、馬鹿れしたようだ。

脂っ濃さを取り除いた西海岸風味。
巧さはあるが「ぐいぐい」のメリハリ感はない。
軽快なリズムに乗る・モノトーン・ラッパ。
それが売りの1枚といえる。

 

音譜 淡々色なアルバムの中で、最も「いっ」と押してくる曲です。