(続)№3 悲鳴?カクカク・途切れ《ケニー・ギャレット(as)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「ケニー・ギャレット」のレコード紹介です。音符

 

アフリカ大陸・大草原、野の遠吠え!
まさしく人間の本能、の叫びが轟く!

繰返す「カク・カク」フレーズの鳴が!

一句

 “悲鳴かな 途れフレーズ 空を切る”

③『シーズ・フロム・ジ・アンダーグタウンド』(12)   
《Seeds From The Underground/Kenny Garrett》
ケニー・ギャレット(as)、ベント・ゴンザレツ(p)、

ナット・リーヴス(b)、ロナルド・ブルナー(ds)、

ルディー・バード(perc.)、ニデルカ・プレスコド(vo)。
《Kenny Garrett Blog紹介》

②『Garrett 5』(88) №2 やっと手に!期待・裏切り・・

①『Introducing』№1 リーダ・デビューを飾る最高の御膳立?!


途切れ途切れ「カク・ク」フレーズ。
繰返しのフレーズ、そして悲鳴が天を突く。

アフリカ大陸・大草原、野獣の遠吠えか。
まさしく人間の本能、魂の叫びが轟く。
ギャレットのアルト、悲な音にも聴こえ。

こんなギャレットのファン。
だが、殆どがCDでレコード・プレスは極少。
①②と紹介したがやっと3枚目を入手。
2012年CD・レコード同時発売、有難いです。

カクカク・フレーズは80年代から変わらない。
むしろカクカク度合いは一層した。

発音の上下・リズム運動、メロディーがない。
だからか、コンガとのシンクロは抜群。
ドラムはツボを押さえたオカズが効いてる。

一層ギャレットをクローズアップしまくる。

 一句

 “悲鳴かな 途れフレーズ 空を切る”


ピアノソロはブロックコードが巧みに活きてる。
エスカレーションの音は張感を益々極限に。
わくわくさせる・そんな曲が「J.Mac」。


ギャレットはこの時(12年)52歳。

熟年期に差し掛かるが、益々期待したい。

 

音譜 80年代からより一層激しいカクク・フレーズをお楽しみ下さい。