№1 リーダ・デビューを飾る最高の御膳立て?!《ケニー・ギャレット(as)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

トニー・リーダスが発を掛ける。

ッチ切りのスタート、最高に格好イイ。

だが、W.ショウ・グループへの間リーダ作。

 ①『イントロデューシング』(84)
《Introducing/Kenny Garrett(as)》
ケニー・ギャレット(as)、ウディー・ショウ(tp)、マルグリュー・ミラー(p)、
ナット・リーヴス(b)、トニー・リーダス(ds)。

とにかく、格好イイ。トニーの1刻みのハイハット。

この1曲目、ギャレット・リーダ・デビューを飾る最高のお立て。

最高のサイドメンが段取りされている。

ウキ・ウキ、ドキドキ、胸が躍る。
 

しかし、このグループはウディ・ショウのメンバ。
ギャレットのためにお膳立てされた。というより借した格好だ。
リーダとしての機能は発揮されていないだろう。
だが、演奏はイイ。リバリにイイ。

ギャレットのアルトには特徴がある。
高域であっても音質は硬く、ブッ太い音が突き抜けていく。
フレーズが面白い。
クッ、カクッ」とした音の流れを感じる。
こんな表現をするアルト屋は他に居ない。


もっと、多くのレコードを聴きたいが手に入らない。

サイドメン加入モノは多く聴くから、引っ張りダコのようだが。
リーダで力量発揮したレコードを多く聴きたいのだが。

中古屋に持ち込む方が少ないのか。
ファンの方が多過ぎて、レコードラックにりっ放しなのだろう。