№7 音を失くしたケリー節《ウィントン・ケリー(p)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズピアノ「ウィントン・ケリー」のレコード紹介です。音符

 

ケリーがリーダ、だが役はウェス!

他に無い、繰返フレーズが気の渦に!

6年後・39歳で病、残された作品は少ない!

一句

 “音失くす ウェスにくられ ケリー節”

⑦『スモーキン・アット・ザ・ハーフ・ノート』(65)
《Smokin' At The Half Note/Wynton Kelly》
ウィントン・ケリー(p)、ウェス・モンゴメリー(g)、

ポール・チェンバース(b)、ジミー・コブ(ds)。
《Wes Montgomery Blog紹介》

 ⑫『Smokin' At The Half Note』「名盤!人気ナンバーワン??

《Wynton Kelly Blog紹介》

⑥『Undiluted』(65) №6 消えたタバコの火??

 

これは「ウェス・モンゴメリー」参加のアルバム。
ウェスの全作品でナンバーワンと奨したい。

 

しつこい程の繰返しフレーズが熱気の渦に。
これだけえるウェスのアルバムは他にない。
ウェスの強さに唖然とし、耳をわれてると・・。

ケリーのピアノの音が無いことに気付く。
 

ケリー唖然然、弾くのを止めたのでは。
一応リーダはケリーだが。
リズム陣は⑥同様・マイルスG脱退後のトリオ。

 

「ジャ・ジャ~」め立る押しのリズムがど突く。
コブのシンバルが発破をかける。
ベース&シンバルの合体音は、まさしく蒸気機関車の如し。

こんなに弾きまくるケリーは他に無い。

ライヴの影響&相棒とのンタープレイに聴き応えありです。


A面はライヴ、B面はスタジオ録音。
スタジオでもウェスのテーマからアドリブに入り上しまくり。
ケリーのアドリヴはまるで休憩タイムのようで・・・。

 一句

 “音失くす ウェスにくられ ケリー節”


ケリーは6年後(71年)39歳、カナダで病する。
僅か10数年の活動期間、残されたリーダ作は少ない。

 

音譜 ギターにくられ、奮闘するケリーをお楽しみ下さい。