№6 消えたタバコの火??《ウィントン・ケリー(p)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズピアノ「ウィントン・ケリー」のレコード紹介です。音符

 

彼はタバコをつけるだ! By Miles Davis

マイルスGをったリズム陣による演奏!

 ピンポン玉の弾む音がえ、ケリー節は?

一句

 “マイルスを 去ったトリオに 火はえて”

⑥『アンディルーテッド』(65)
《Undiluted/Wynton Kelly》
ウィントン・ケリー(p)、ポール・チェンバース(b)、

ジミー・コブ(ds)。
《Wynton Kelly Blog紹介》

④『At Midnite』(60) №4 暴れ過ぎ?跳ねるドラム

⑤『Wynton Kelly』(61) №5 セピアに煙り枯葉舞う


彼はタバコをつけるだ。

火をつけ燃え続けさせる、彼が居なくてはタバコが吸えない。
と、言ったのはマイルス・デイヴィス。

リズム陣がマイルスGをったのは63年。
そのままのトリオが2年後に当⑥を録音。
てなことを想いつつレコードを聴く。


A#2「Swinging 'Til The Girls~」を聴く。
何かしら有難味が湧いてくるような。
定感のトリオ、派手さはなく落着いて聴ける。
このバランスの良さにほっとする。

⑤『枯葉』から4年後の演奏。
 ピンポン玉が弾む「コロコロ」感がない。
軽く弾む音から「しっかり」音に変化したような。

 

マイルスGを去ったピアノトリオ・リズム陣。

消えたタバコのようにケリー節もえたか?

三大名盤以降パットしないのはそんな理由か。

 一句

 “マイルスを 去ったトリオに 火はえて”


ボサノヴァが2曲、これもジャマイカ出身の血が騒ぐのだろう。

 

音譜 「コロコロ」感から軽く弾む「しっかり」音に変化した演奏をお聴き下さい。