№1 まぐれ当り?初リーダ作《トミー・フラナガン(p)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズピアノ「トミー・フラナガン」のレコード紹介です。音符

 

リーダより、名役として有名!

初リーダ、スウェーデンでのいで録音!

ワイヤブラシが跳ねる、役はエルヴィン?

一句

 “初リーダ まぐれりの スウェーデン”

①『オーヴァーシーズ』(57)
《Overseas/Tommy Flanagan》
トミー・フラナガン(p)、ウィルバー・リトル(b)、

エルヴィン・ジョーンズ(ds)。

リーダより名役として有名なトミフラ。
とはいっても、これは飛びっきりの有名盤。

USと国内で気の違いがあって当り前。
これはその例として代表作では。
当時、USでのトミフラはパッとしなかった。
当然リーダ作はなく、当①はリーダ作。

57年、J.J.ジョンソンのウェーデン・ツアー。

その時のリズム陣がトリオで現地録音。
当①がスウェーデンで初リーダ作となる。

 一句

 “初リーダ まぐれりの スウェーデン”


「Over-seas」(海を超え)というのも納得である。

デザインも粋、Over「C」sである。
国内で大ヒット、某中古屋で30万円の値が。

レーベルはスウェーデン「Metronone」。
このレコードしか見たことがない。
若き頃、擦り切れる程聴いたがめて驚く。

粋・切れ・スリル・テンション、鍵盤を「叩きつけない」強さ&美しさ。
あえて目から鱗(うろこ)の素晴らしさ。
それを担うのはルヴィンのドラム。

ワイヤブラシの切れ&強さが尋常でない。
突っ込むリズムのアクセントが跳ねる、まるで役では?

 

音譜 ヴォリュームを上げ、エルヴィンのイヤブラシを堪能して下さい。