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ジャズサックス「ニック・ブリグノーラ」のレコード紹介です。
バリトンサックス×2本マドネス!
「ジャリ・バリ・ガリ」砕石の上を重戦車が!
重戦車スピード競技、雑音・騒音災害バトル!
一句
③『バリトン・マッドネス』(77)
《Baritone Madness/Nick Brignola》
ニック・ブリグノーラ(bs)、ペッパー・アダムス(bs)、テッド・カーソン(tp,flh)、
ディレク・スミス(p)、デイヴ・ホランド(b)、
ロイ・ヘインズ(ds)。
《Nick Brignola Blog紹介》
①『Signals』(83) №1 数10トンのロールスロイスが滑らかに・・
②『New York Bound』(78) №2 強制的・拷問サウンドが・・
タイトルどおり、バリトンサックス×2本の競演。
N.ブリグノーラ VS. P.アダムスのバトル。
2人の特徴は、明らかに分かる。
「ジャリ・バリ・ガリ」まるで砕石の上を戦車が走り飛ばす音。
1音がはっきり分かり、若干ビートに遅れ気味。
重量物を引きずったような、それがP.アダムス。
ブリグノーラは流れるように音が連なる。
重戦車が猛スピードで飛ばし上げるように。
リズムを先食いするスピード感が特徴。
一句
“バリ・ガリと 地を這うジャズの 公害か”
両者ユニゾンのバリトンは騒音・雑音の公害。
多くのバリトンのアルバムを紹介したが、これほど喧しいものは他にない。
一番手アダムス、二番手ブリグノーラの騒音公害をお聴きください。