№2 さきに行く者!先に逝く《ドン・エリス(tp)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
ジャズサックス「ドン・エリス」のレコード紹介です。音符

 

奇妙奇天烈、テンポの速さが々に変わり!

身を削り全身全ニュージャズに捧げ!

若干44歳、界! 思う存分に・・

一句

 “前(さき)を行く ジャズのビートで 先にく”

②『ナウ・タイム・パッセス』(60)
《How Time Passes/Don Ellis 》
ドン・エリス(tp)、ジャッキー・バイヤード(p,as)、

ロン・カーター(b)、チャーリー・パーシップ(ds)。

①『New Ideas』に続き、やっぱ奇妙奇天烈。
ラッパの音は、鋭く突ん裂き空を斬る。
冷酷な音は余計に屈臭い演奏に聴こえる。

ベース&ドラムがテンポを緩め・速め徐々にスピードを変え。
こんなの聴いたことがない。
落ち着けず、何が起こるのか「わくく」する。

前衛派と称されるが、この②ではそこまでに至っていない。
奇妙なアレンジ・鋭角的なフレーズで知な音空間を創作する。
異色である根源は、ボストン大学での作曲専攻によるのか。

 

エリスはこんなニュージャズを経て、

フュージョンのビッグバンドへと進する。
又、エレキ・ペットを使う先駆者となっていく。


身を削り全身全ニュージャズに捧げ、

僅か44歳の若さで他界することとなる。

 一句

 “前(さき)を行く ジャズのビートで 先にく”

 

音譜 奇妙奇天烈、テンポをめ・速め徐々に変わる面白さをお楽しみください。