№1 太陽&トマト!イタリアン?《(伊)ファービオ・モルジェラ(tp)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズトランペット「ファービオ・モルジェラ」のレコード紹介です。音符

 

90年・27歳のリーダ・デビュー作!
ソフト・トーン、ーソドックスに心優しく!

燦々太陽&完熟トマト香るタリアントーンは?

一句

“ イタリアン りもしない ジャズもある ”

①『テイク・ワン』(90)
《Take One/Fabio Morgera》
ファービオ・モルジェラ(tp)、ジョージ・ガゾーン(ts)、クリスチャン・ヤコブ(p)、

ギル・ボクレ(b)、マルチェロ・ピリッテリ(ds)。

何と粋なデザインのジャケット。
流石、イタリア・REDレーベルはチョット違う。
ただ、5本バルヴの管楽器とは?

90年・27歳のリーダ・デビュー作。
ーソドックスな音色とH.バップ感が特徴。

 

ミディアムテンポの曲、A#1「15A」。

アート・ファーマーを想い起こすソフト・トーン。

温かいホーンとメロディーが心しく包み込む。

太陽のように明るく・歯切れ良く・潔い良い。

そんなタリアンカラーは見せない。

 

1曲だけ、伊ど真ん中の曲はB#2「Fourth Dimension」。
太陽とトマトソースたっぷりのカラー・トーンを撒き散らす。
気張ったハイトーンは出さない、中太音中心の勢いがいい。

US出身のテナー・ガゾーンが人しい。

常にパワー全快の演奏が好きなんだが。


強く明快なタッチ、勢いで乗せるのは仏出身のヤコブ(p)。
ピアノのアドリブがアルバムの中でもる。
ドラムとベースは伊出身、インタープレイの冴えは抜群。


初リーダ作の出来の良さは、メンバにまれた成果か。

 

音譜 アルバムの中で勢いのあるカラー・トーンを撒き散らす曲です。