№1 脂のる!サーモン・鯖《(ノルウェー)ハラルド・バーガーセン(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
ジャズサックス「ハラルド・バーガーセン」のレコード紹介です。音符

 

極寒の地・ルウェー御一行様の登場!

老舗プレーヤの「実&情熱」ジャズ!
「真面目」過ぎ?足をっ張るドラム?
一句

“ ジャズマンや サーモン・鯖も のる ”
 

①『ジョイ・スプリング』(85)
《Joy Spring/Harald Bergersen》
ハラルド・バーガーセン(ts,ss)、アツロ・ハマー(tp,flh)、アイヴィン・サンネス(p)、

テルエ・ヴェナース(b)、エギル・ヨハンセン(ds)。

ノルウェー御一行様の演奏。
ジャケットを見る限り年の皆様方。

本国では安定した老舗プレーヤでは。

北欧の部隊が登場する度に「実と情熱」のジャズ、と紹介した。

ここでも「真面目」さは変わらない。


裏返せば、スリル&ンションは高まらず、

淡々と4ビートが続いていく。
ハイトーンで気張らず、中太音で落ち着いたラッパ&安定感のテナー。

 一句

 “ ジャズマンや サーモン・鯖も のる ”

 

グループ全体でテンションが上らないのはラムのせい。
手数少なく、ここ一発のオカズも乏しい。
ドラムソロは「ら・だら」と連発音が続き、

「ハッ」とする打撃音もない。

そんな中でもイチ推しはB#1「Airegin」。
ソリンズの曲でピード感たっぷりで乗れる曲。
曲調に助けられたか、ラッパは勢いに乗る。


力強いテナーで、唯一グルーヴな曲に。
だが、この曲でもドラムがイマイチ。

2ホーンが引するスピード感が売りといえる。
 

音譜 唯一グルーヴな曲、2ホーンが牽引するピード感をお楽しみください。