№1 そこのけ兄貴!俺リーダー《ナット・アダレイ(tp)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズトランペット「ナット・アダレイ」のレコード紹介です。音符

 

そこのけ・そこのけ、兄貴は

若干25歳・リーダは、突っ込む

思う存分伸び伸び、響く撃ラッパ

 

一句

 “ラッパ吹き このけ兄貴 俺リーダー”

①『ツー・ジ・アイヴィー・リーグ・フロム・ナット』(56)
《To The Ivy League From Nat/Nat Adderley》
ナット・アダレイ(cor)、

キャノンボール・アダレイ(as)、

ジュニア・マンス(p)、チャールズ・ライト(ds)、

サム・ジョーンズorアル・マッキボン(b)。

無駄な脂肪がない・肉質なラッパの音。
「ギュッ」絞り込んだ音が「ギィ~ン」。

宙目掛けて解き放たれる。


針金程細くないから鼓膜を突破る痛さはない。

だが、髄のド真ん中を叩くような刺激だ。

この時、ナットは25歳(31年生)。

若さのエネルギーが音に現れる。
勢いが凄い、グイグイとっ込んでくる。

ナットの貴は、アルトのキャノンボール。
長きに渡り兄弟仁義で作るレコードは多い。

A#2「Sam's Tune」。
そこのけ・そこのけ兄貴は魔だ。

と、言わんばかりにナットの突撃ラッパが響く。
 

若干25歳・分がリーダとなったこのレコード。
思う存分伸び伸びと吹きまくる姿が目に見えるようだ。

 一句

  “ ラッパ吹き このけ兄貴 俺リーダー ”

 

音譜 そこのけ兄貴は魔だ、弟分がリーダの突撃ラッパをお聴きください。