№1 「ぐっ」!独り占めの歌声《バーバラ・リー(女性Vo)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

キスマークご訪問ありがとうございます。
女性ジャズヴォーカル「バーバラ・リー」のレコード紹介です。キスマーク

 

しっとり声を「ぐっ」、独り占め

丸いピアノ&れたトランペットが絡む

古き良きアメリカ、地良く空気を振るわす

一句

  “ 浸みる声 れた香りの 4ビート ”

①『ア・ウーマン・イン・ラヴ』(55,78)
《A Woman In Love/Barbara Lea》
バーバラ・リー(vo) ビリー・テーラー(p)、

ジョニー・ウィンドハースト(tp),ジミー・シャーリー(g)、アール・メイ(b)、

パーシー・ブライス(ds)。 
《女性ヴォーカル Blog紹介》

①『In A Swingin' Mood』№1 脅す声量!正攻法ジャズシンガー

①『Be Mine Tonight』(57)№1 歌より?プロポーション?


これは面白い企画のアルバム。
これは、バーバラの55年・ビュー作。
再発時に78年の4曲をカップリングしリリース。

23年後に、デビュー時の歌声と共に楽しめる。
 

面白いのは、ジャケットの違い。

デビュー時は若き表情で横向き顔。

(YouTubeリンクのジャケット)

再発盤①は歳相応の表情で正面向き。


デビュー作はラッパを入れたカルテット。
歌声は「ぐっ」と独り占め出来る良いスケール。
張上げる威勢はなく、「しっとり」声が浸みる。

唸るヴィブラートは心地良く空気を振るわす。
心温まる声に、渋味・れた味のトランペット。
太く・丸いピアノの音が転がるように伴奏を。

 一句

 “ 浸みる声 れた香りの 4ビート ”


ピアノとラッパが50年代のき良きアメリカの響きを添え、

バーバラの声を包み込んでくれる。

23年後のバーバラは歌うスタイルを変えた。
声を張上げステージスタイルのイナミック唱法に。
残念ではあるが。

 

キスマーク 心温まる声に絡む、れた味のラッパとピアノの丸い音をお楽しみ下さい。