ご訪問ありがとうございます。
女性ジャズヴォーカル「ヘレン・グレイコ」のレコード紹介です。
可愛らしさ・女々しさはない!
ドラマチックに・説得力ある「強い女性」を演じ!
誠実で・正確な歌声、「お色気」が遠くようで・・・・
一句
“ 強き声 お色気遠のく ヘレンかな ”
①『アフター・ミッドナイト』(57)
《After Midnight/Helen Grayco》
ヘレン・グレイコ(vo)、ジャッド・コンロン(Orch.&conduct)。
若くは見えない大人の女性。
歌声も見栄えと変わらない、可愛らしさ・女々しさは感じない。
むしろ、「強い女性」を演じる歌手。
真面目な人なのか、しっかりと正確に歌い込んでくる。
少々オーバーな節回しかも? とも思うが、
ストーリーをドラマチックに歌い込み説得力がある。
A#5「While We're Young」、ピアノをバックにヘレンが歌う。
「若いうちは毎日が春だから恋は今のうちに。」
飲んだ時の先輩の小言のように歌いかける。
こんな女性の小言なら幾らでも聴くが・・・。
ジャケットからは50年代・アメリカ香る「お色気」が漂う。
だが、声質からは「お色気」は漂ってこない。
誠実で・正確な歌声は、「お色気」が遠くようで・・・・。
ジャケ買いの私にとっては、残念なんだが。
一句
“ 強き声 お色気遠のく ヘレンかな ”
「ヘレン」という名の女性歌手が多いが、ヒットする由来でも?
と、思ったら実名でした。
暖か味を秘め、語るように・丁寧に歌うヘレンをお聴き下さい