№2 幾何学的!ジャズの乗りは?《ポール・ホーン(as)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルン ご訪問ありがとうございます。
        ジャズサックス「ポール・ホーン」のレコード紹介です。ルンルン

 

幾何学模様の①「Something Blue」から1年

より緻密に・念に創り込まれ・・・

乗りも・リル感も、無いのはどうも・・・

一句

   “ 機械的 ジャズの乗りは 処へやら ”

②『ザ・サウンド・オブ・ポール・ホーン』(61)
《The Sound Of Paul Horn/Paul Horn》
ポール・ホーン(as)、エミール・リチャーズ(vib)、ジミー・ボンド(b)、ポール・モア(p)、

ミット・ターナー(ds)。

この人のジャズは変ってる。
①「Something Blue」の奇妙な音楽に、一段ときがかかった。

①の翌年の演奏、メンバはドラムが交替し他は同じ。

①の幾何学的模様は粗削りで大胆なタッチ。
当②は、より緻密に細に幾何学模様が施されている。
パルス的な立上りが目立ったが、丹念に創り込まれたアドリヴに変った。
ジャズの乗り・ンション・スリル、何てのは味わえない。

  一句

     “ 機械的 ジャズの乗りは 処へやら ”


優雅に宙を舞うホーンの音は、マイルスのード奏法が臭う。
その隙間を縫うようにヴァイブの音が流れる。
丁寧に創り込まれたグループの音は、まさしく何学模様。
新たな音楽理論の実践、そんな音を聴かされてるような・・・

 

音譜 緻密に創り込まれた「何学」模様のジャズをお聴き下さい  《フルアルバム