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ジャズサックス「リー・コニッツ」のレコード紹介です。
強力サイドメンに対し、無感情のコニッツ!
コードの因数分解? 「論理的」構成音?
「理屈臭い音」に、飽きが・・・
一句
⑦『インサイド・ハイファイ』(56)
《Inside Hi-Fi/Lee Konitz》
リー・コニッツ(ts,as)、ビリー・バウアー(g)、
アーノルド・フィシュキンorピーター・インド(b)、
サル・モスカ(p)、ディック・スコット(ds)。
《Lee Konitz Blog紹介》
⑤『In Harvard Square』(55) №5「「クール」一派・異端児」
⑥『L.Konitz With W. Marsh』煮え切らず・生殺しのクールジャズ
世の中では、「クール派」代表アルト奏者と。
以前の7枚を聴くと、クールなのが納得。
それは、聴いてて「面白くない」から。
C.アダレイ、P.デスモンド、S.クリス等。
彼ら同じアルト奏者と比べると。
コニッツのアドリヴは全く「面白くない」。
ウォームで、フレーズは音数多く流れていく。
だが、「感情を込めた」音が無い。
他の方達は人生観溢れる感情表現ををする。
時に破れる音で、叫ぶ音で自己表現する。
当⑦はサイドメンが強力で、メリハリが強い。
以前の作品はサイドメンがクール。
だからコニッツが目立った。
今回は逆、コニッツが大人しく感情が現れない。
温・冷・激・穏・・等、
感情の起伏を「音の起伏」で表現しない。
「論理的」に構成された音の組み合わせ。
コードの因数分解から成された音?
何枚も聴いてると淡々表現に飽きがくる。
国内問わず、USの不人気理由は「理屈臭い音」。
これが原因?なのでは。
一句
“飽きがきて クール派コニッツ 無感情”
サイドメンの「元気盛々」とコニッツを比べてお聴き下さい