№5 「クール」一派・異端児《リー・コニッツ(as)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルンご訪問ありがとうございます。
ジャズサックス「リー・コニッツ」のレコード紹介です。ルンルン

レニー・トリスターノ下生カルテット
音楽観は「クール」一色のはず??

「Hot」コニッツ・・・格、役不足はリズム陣

一句

 “卒業生 何に狂ったか (はぐ)れ者”

⑤『イン・ハーヴァード・スクウェア』(54,55)
《In Harvard Square/Lee Konitz》
リー・コニッツ(as)、

Aside:ロニー・ボール(p)、ピーター・インド(b)、ジェフ・モートン(ds)。
Bside:ロニー・ボール(p)、パーシー・ヒース(b)、アラン・レヴィット(ds)。

 

《Lee Konitz Blog紹介》

③『At Storyville』(54)№3「LIVE!軽快・強いアタック」        

④『Jazz At Storyville』(54)№4内に秘め・燃えるウォームトーン

④に続き、当⑤もカップリング収録。
A面は55年、ストンでの録音。
B面は③ストーリーヴィル・クラブでのライヴ収録。
③『At Storyville』の全曲は④B面と⑤B面に分散収録。 

④と当⑤のA面は同じギュラー・メンバ。
ピアノのR.ボール、ベースのP.インドは英国出身。

カルテット全員、レニー・トリスターノの下生。
統一した音楽観は「クール」一色のはず。

 

だが、コニッツの「ホットorウォーム」な音創りは格。

ピアノをはじめ淡々ペースのリズム陣では不足。
もっと、元気バリバリのリズム陣がベストマッチ。

 

 一句

 “卒業生 何に狂ったか (はぐ)れ者”


コニッツは③・④と異なり元気々。
ハイテンポの曲が数曲収録されてるのも異色。
高域の音を力強くしゃくり上げる。

フリーキー一歩手前までハチ切れる。

 

スローな曲では、スキーな音がゆったりと。

ピアノとベースに被さるのがいい。
門下生同志が音場をノスタルジックな色彩に染める。

 

音譜 有名なレニー・トリスターノ門下生の音をお聴き下さい  《フルアルバム》