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ジャズサックス「ゲイリー・バーツ」のレコード紹介です。
T.モンク風「カクカク」、独特の香り!
「洗練された」、50年代モダンジャズ!
ゆったり・豊か、最上級リラックスジャズ?
一句
①『リフレクションズ・オブ・モンク』(88)
《Reflections Of Monk The Final Fronteer/Gary Bartz》
ゲイリーバーツ(as,ss)、エディー・ヘンダーソン(tp)、ボブ・バッタ(p)、
ジェオフ・ハーパー(b)、ビリー・ハート(ds)。
マイルスGでパットしなかったゲイリー・バーツ。
この演奏もパットしない。
真ともな4ビートのレコードが少ない。
だが、これは4ビートのT.モンク風。
88年の録音、だが演奏スタイルは50年代。
真新しい取組み、音が一切ない。
まさしく、モンク風の演奏。
テーマはモンク特有「カクカク」風。
不協和音混じりで独特。
違和感だらけのテーマから。
「サラッ」としたアドリヴへ。
独特なモンク風テーマが活かされてない。
「洗練された」50年代モダンジャズが鳴ってる。
という感じ。
一句
“ ゴージャスに 古きジャズを 洗練し ”
特徴はアルトがテナーのような太さとフレーズ。
大らかさはS.ロリンズを想い起こすことも。
80年代でも、古風なジャズの王道真っしぐら。
肩の力を抜き、ゆったりと豊かなフレーズに身を委ねる。
そう思えば、最上級のリラックスジャズともいえる。
「洗練」されたモダンジャズをお聴き下さい