№2 巧さより「迫力」で押し倒せ《ハドリー・カリマン(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルン ご訪問ありがとうございます。

        ジャズサックス「ハドリー・カリマン」のレコード紹介です。ルンルン


「ガォオ~~」イオンの一発吠え

楽器がれた これがカリマンのテナー

巧さは問わない、とにかく「力」で押し倒す

一句

   “ ライオンに 力勝ちの カリマンか ”

②『プロジェクティング』(76)
《Projecting/Hadley Caliman》
ハドリー・カリマン(ts,fl)、ホテップ・セシル・バーナード(p)、ケニー・ジェンキンス(b)、

ブレント・ランポーン(ds)。
《YouTubeリンク:Projecting/Hadley Caliman》

Hadley Caliman Blog紹介》

①『Hadley Caliman』(71)   
№1「鳥の巣ヘアー!音もゴワゴワ


ハリウッドの○△映画の冒頭、イオンが大口を開け一発吠える。
カリマンのテナーはこの「ライオン」の如し。
どこにも無い音。テナーの管が
れるのでは

と、思わせる割れたような甲高い音。
 

とにかくえ・叫びまくる。
初リーダ作①『Hadley Caliman』から5年後の録音。
①の粗削り・太く大らかな音は、当②で
変した。

B#2、ラテンリズムの曲。
とにかく、
ングトーンのしっ放し。
げやりなロングトーンだけでガンガン進む。
 

バックのリズム陣はガンガン・イグイ押し続ける。
その上をカリマンがロングトーンで吠えまくる。
ピアノトリオが
ラオケで、それをバックにテナーが歌う。

そんなイメージ。

巧さを聴かす演奏ではない。だが、
力が凄い。
吠えるテナーがライオンの「
オッ~」のように、空気を震わす。
この男の迫力には脱帽!!

  一句

     “ ライオンに 力勝ちの カリマンか ”