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ジャズサックス「ハドリー・カリマン」のレコード紹介です。
「ボォ~・ゴォ~・ガァ~・・・」
乱暴・荒削り・野性味溢れ!
「鳥の巣ヘアー」そのまんまのサウンド!
一句
“ 鳥の巣ヘアー 音もゴワゴワ 野性味や ”
①『ハドリー・カリマン』(71)
《Hadley Caliman》
ハドリー・カリマン(ts,fl)、ジョン・ホワイトjr(g)、ラリー・ヴコヴィッチ(p)、ビル・ダグラス(b)、
クレアレンス・ベクトン(ds)。
《YouTubeリンク:Hadley Caliman》
少々乱暴・荒削り・野性味溢れるテンナー。
ジャケット「鳥の巣ヘアー」そのまんまのサウンド。
「ボ~・ゴ~・ガァ~・・・・・」。
小細工をせず、強く・太く・大らかに吹き荒らす。
堂々・大らかに鳴る音はS.ロリンズとD.ゴードンを併せ持った音か。
一句
“ 鳥の巣ヘアー 音もゴワゴワ 野性味や ”
39歳(32年生)での初リーダ作。
とんでもなく遅咲きの方。
アメリカ西部出身で活動もズ~と西部。
だからか! 東海岸・N.Y.特有の匂いはない。
ユーゴスラビア出身、ピアノのヴコヴィッチに注目。
存在感の薄いドラムを横目に、テナーの陰で光っている。
ブロックコードのキレがイイ。
乱暴なカリマンの音を高い格式に押し上げる。
アドリヴソロが僅かなのが残念。