№2 軟弱ピアノを爆発一掃!ドキドキと《ニールス・ラン・ドキー(p)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

  ルンルンご訪問ありがとうございます。
       ジャズピアノ「ニールス・ラン・ドキー」のレコード紹介です。
 ルンルン

①『The Target』の重量級アタック音から
「ポロッ・ロ~~」軽やかピアノ・タッチへ

そんな軟弱ピアノ、壊滅的バーグのテナーで

一句

   “ どきどきす ランドキー掃 ボブ・バーグ ”
②『ドリームス』(89)
《Dreams/Niels Lan Doky》
ニールス・ランドキー(p)、クリスチャン・ミンドキー(b)、アダム・ヌスボウム(ds)、ランディー・ブレッカー(tp)、ボブ・バーグ(ts)、ジョン・スコフィールド(g)。
《YouTubeリンク:参考The Tronto Consert/Niels Lan Doky》

《Niels Lan Doky Blog紹介》

①『Dreams』(86) №1「4D・4次元構造の音空間へ

 

レコード①から3年後の録音。
既に、脇役ボブ・バーグ(ts)で当レコード②を紹介した。

今回はリーダのランドキー狙いで紹介。

①はピアノトリオでオール4ビート。
トリオの演奏とは思えぬ迫力で
4D,4次元音場空間を創り込む力作。
当②は全く変った。8ビート4曲、4ビート3曲。
スコフィールドのギターで8ビートの曲は
フュージョン・ド真ん中。
コンポーザーのランドキーらしく、アルバムによって曲想は全く異なる。

①のランドキーは
量感ある力強いアタックで鍵盤を叩きのめした。
ところが、当②のタッチは軽い。
「ポロッ・
ロ~~」とタッチ軽やかに転がるように連打が続く。

H.バップ時代のピアニストは、「誰の音」と分る程の「
板」的音を鳴らした。

この頃(80年代)のピアニストはアルバム毎に表現力が変る。
②のランドキー、4ビートはH.バップの世界にドップリ。

 

音が軽いからウンジピアノを思わせる時も。
叉、フレーズが良く唄う。

と、思えば映画音楽のように綺麗に流れる音も・・・。

ところが、B.バーグが登場するや一揆に場を壊す。
この破壊的・
滅的バーグのテナーにはまり込んでしまう。

その瞬間、ランドキーは脳裏からえ何処かへ。

  一句

     “ どきどきす ランドキー掃 ボブ・バーグ ”