№12 10年で、えぐる感性・音失くし《ケニー・バレル(g)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

♪♪ご訪問ありがとうございます。

  ジャズギター「ケニー・バレル」のレコード紹介です。♪♪

 

ぬるま湯に浸り「ラッ~」、そんなギター感

ピッキングの強弱でえぐる、10年でった音

「ドロッ~~」潮の流れ漂う「月(くらげ)」か

 

一句

 “だらっ・ろっ・と えぐる感性 音くし”


⑫『ウェン・ライツ・アー・ロウ』(79)
《When Lights Are Low/Kenny Burrell》
ケニー・バレル(g)、ラリー・ゲイルス(b)、

カール・バーネット(ds)。


《YouTubeリンク:When Lights Are Low/Kenny Burrell》

 

《Kenny Burrell Blog紹介》

⑩『Midnight Blue』(63)ほど良い泣きのテナーなら・・?!

 

『A Generation Ago Today』(66)売れて何ボだ!軟弱ギター

 

⑪『A Generation Ago Today』(66)から、

10年以上経った録音。
ソフトで丸く・穏やかな音。

 

⑪のクールからソフトトーンへの大変身。
ぬるま湯に浸り「
ラッ~~」とした感覚。
 

ブルーノート時代のキレの良さ、

ピッキングの強弱で聴く者の感性をぐる。

そんな鋭さ等昔々の記憶になってしまった。


ピッキングの妙技があるかも? 

と、思うが「ラ~~」の音に隠れたか?

 

 一句

 “だらっ・どろっ・と えぐる感性 音くし”


「ドワッ・ワ~ン」

まるでコードの音が、オルガンの音。
魚・海洋生物に例えたら「月(くらげ)」。

 

海月は自ら泳がない。

「ドロッ~~」と潮の流れにのり漂う。
バレルは自主的な活動を止めた海月の大群の如し。

スローテンポの曲が多く、

付合うベース・ドラムも「月群集」の仲間入り。
そうせざるを得ないのだが・・・、可哀想な気が・・・!