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ジャズギター「ケニー・バレル」のレコード紹介です。♪♪
テナーが偲び泣く・嫌らしいほどに泣く!
突如「ガシッ」、「ジワッ~」ギターも泣く!
泣き叫びが無ければ?品良い「ブルー」感が
一句
“ 泣かなくて 想いを馳せる ジャズの音 ”
⑩『ミッドナイト・ブルー』(63)
《Midnight Blue/Kenny Burrell》
ケニー・バレル(g)、スタンレイ・タレンタイン(ts)、メジャー・ホリーJR.(b)、
ビル・イングリッシュ(ds)、レイ・バレット(conga)。
《YouTubeリンク:Midnight Blue/Kenny Barrell》
《Kenny Burrell Blog紹介》
⑧『Bluesey Burrell』(62)音色ごちゃ混ぜ「ちゃんぽん」か
⑨『Blue Bash』(63)同時に喰えない!濃厚豚骨&淡白鶏ガラ
ボサノヴァにコンガが入り、
「イヤァ~、陽気だねぇ~」。
と、なるところだが、そうはいかない。
タイトルが「ミッドナイト・ブルー」。
だから、ハッピーどころか「暗い」。
⑨『Blue Bash』(ヴァーヴ)と同年録音。
だが、レーベルはブルーノート。
レコード会社が異なるとギターも演奏も全く別人の如し。
タレンタインが咽ぶよに泣く。
嫌らしいほどにテナーが泣く。
しつこい泣きは嫌いだが、負けじとバレルのギターが泣く。
ゆっくりと進むリズム、絶妙なテクで。
時には泣きを押さえるが、そして叉、弦が泣く。
感情豊かな表現力のテナーに負けない。
弦をはじく・ひっかくテクは凄い。
多くの音を出さない。
突如「ガシッ」、時に「ジワッ~」。
小さくさえずるように流れる。
タイトル「ミッドナイト」。
真っ昼間に聴くレコードではない。
タレンタインの泣き叫びがもし無ければ。
もっと品良く「ブルー」感が味わえる演奏なんだが。
一句
“ 泣かなくて 想いを馳せる ジャズの音 ”