(続)№11 スラヴ民族の郷愁&美《(Yugoslavia)ダスコ・ゴイコヴィッチ(tp)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルンご訪問ありがとうございます。
ジャズトランペット「ダスコ・ゴイコヴィッチ」のレコード紹介です。ルンルン

 

スラヴ民族の「美&愁」メロディー

バルカン半島・マケドニア地域・土豊かな・・

Slavic Moodな香りを削りに・ジャズにのせ

一句

 “スラヴィックに 土想いて 美と哀愁”

⑪『スラヴィック・ムード』(74)
《Slavic Mood/Dusko Gojkovic》
ダスコ・ゴイコヴィッチ(tp)、ジョー・ネイ(b)、

ヴィンス・ヴェネディッチ(p)、ベン・トンプソン(ts,ss)、

アンディー・シェラー(ds)。

《Dusko Gojkovic Blog紹介

⑨『After Hours』(71)№9 哀愁の名曲!ブルースに
⑩『Belgrade Blues』(66)№10 美&哀愁!ブルースと同居


多様な顔付・側面の演奏を聴かすダスコ。
当⑪道ジャズど真ん中、70年代の優れもの。
80年代は⑤『After A Long Time』(80)、⑥『A Day In Holland』。

新たなダスコ、斬新なリズムで聴かす作品だった。


しかし、タイトルが『~Blues』は頂けない。

ブルース臭の無いブルースで最悪。
会主義国(ユーゴスラヴィア)にブルースは無理。

B#1「Old Fisherman's Daughter」。

ケドニア地域のスラヴィックな香りが堪能できる曲。
この曲は③『Swingin Macedonia』と⑨『After Hours』にも収録。


③はゆったりと暖かく・マイルドに・心しい。
BGMに一歩近いくらいの演奏。
⑨は原題が『Ten To Two Blues』。

タイトルどおり、ブルース臭い。
マケドニア地域のメロディーをブルースでやって欲しくないんだが。


当⑪は少々粗削りだが優しさがある。

ャズっぽい・らしい仕上り。

BGMっぽい③よりジャズらしい仕上がり。

残念なのはアドリヴが短く、聴き応えが無い。

ダスコの出身は、バルカン半島・マケドニア地域・ユーゴスラビア。
ラヴ民族はマケドニア地域を含むロシア~東欧全域の民族。
まさしく、スラヴ民族・土着のメロディー・香りが各曲に活きている。

 一句  

   “ スラヴィックに 土想いて 美と哀愁 ”

 

マケドニア地域・スラヴ民族の香り豊かなレコードは2枚。

③『Swinging Macedonia』は「美&愁」のメロディー、BGMに一歩近い。
当⑪『Slavic Mood』は「美&哀愁」感のジャズど真ん中作品といえる。

 

音譜 スラヴ族の民謡とも思える「美と哀愁」のメロディーをお聴き下さい