№1 巧みな「フラジオ音」に圧倒!《マイケル・ブレッカー(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルンご訪問ありがとうございます。
ジャズサックス「マイケル・ブレッカー」のレコード紹介です。
ルンルン

 

凄いテクさ」に圧倒!!

ラジオ音を多用したフレーズ・音階の幅

「超高音域」フレーズに震とう一発!!

①『リーチ・アウト!』(76)
《Reach Out!/Hal Galper(p)・Michael Brecker(ts)》

ランディー・ブレッカー(tp)、マイケル・ブレッカー(ts)、ハル・ギャルパー(p)、
ウエイン・ドッカリー(b)、ビリー・ハート(ds)。

い!」 巧くて、迫力もある。
「ピィ~・キィ~・・」ラジオ音を多様したアドリブが巧い。

 

フラジオ音をフレーズの一部に音階で組み込み吹き上げる。

他のプレーヤは単にリーキーな音・衝撃波的にインパクトな音で吹き付けるだけ。
(フラジオ音:テナーの正式な音階を超えた高音域の音)

手癖と思えるが、急速6連符?でけ上がり、フラジオ音で急降下。
巧みに操るフレーズは他のプレーヤにはない「音階の幅」で勝負する。
何気なく聴くと淡々としてるが、っ込んで聴くとその凄さ・テクに圧倒される。

このレコードのリーダはハル・ギャルパー(p)。
ブレッカー兄弟の参加だからアドリブは僅か。
だが、マイケルの4ビートの素晴らしさは、70年代・脇役モノでしか聴けない。

 

兄弟名義のリーダ作はフージョンが多い。

叉、90年代以降の好演は残念ながらレコード化されていない。
 

70年代に勢力的に活動しているが、初リーダ作は87年の『マイケル・ブレッカー』。
あまりにも「咲き」といえる。


このレコードはギャルパーの快演作。

特にB#3曲はアドリブも長く、マイケルの凄さが堪能出来る中々の1枚だ。

 

音譜 B#3の曲、ブレッカーのアドリヴのさを堪能して下さい