№1 次は!どんな音?だから面白い《ヴォン・フリーマン(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ワッ」大きな音、「ジャ~」と、弱い音・・・
と、思えば「オォ~」デカイ音で吠える。

訛り・方言出し・デカイ声でどつき回す・・・

次、んな音が・・   だから面白い。

①『ドゥーインイット・ライト・ナウ』(72)
《Doin'It Right Now/Von Freeman(ts)》

YouTubeリンク:https://youtu.be/sr2j0Yszt_Y
ヴォン・フリーマン(ts)、ジョン・ヤング(p)、

サム・ジョーンズ(b)、ジミー・コブ(ds)。

おかしな音をさせるオヤジだ。次、どんな音がするのか?分らないから面白い。
聞紙を丸めてサックスの朝顔に突っ込んだような?
音を出ししみするような? 音を全開で出さない。

 

ワッ!」大きな音でアタック音を出したと思えば・・・・。

即「ジャ・モジャ~」と、弱い音で消えていく。
他の曲では、「オォ~・バォ~」デカイ音で吠え、情熱剥き出しで吐き出す。
ワッ」とした温かい音で勢い良く音をブッ放つ。
訛りが強い・方言丸出し・デカイ声でドツキ回す、そんなオヤジ。

写真からして酷い格好、タンクトップというより下着のランニング1枚。
バックは廃屋、全体的にらしい。

ジャケットの光景、そのままの音がレコードから聴こえてくる。

50歳を迎え、余裕しゃくしゃくの年季を感じる演奏。
ちなみに、有名人チコ・フリーマン(ts)の親父でもある。