(続)№2 絶品!!アクの強さ「ウッズ節」《クリス・ウッズ(as)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ハイトーンのシャクリ上げ「クィイ~・キィイ~」

短く音をブチ切る「ラッパラッ・パッパッ・・・・」

ウッズ節の「クの強さ」は絶品もの!!

②『クリス・ミーツ・パリス・ミーツ・クリス』(73)
《Chris Meets Paris Meets Chris/Chris Woods(as)》

《YouTubリンク:CDヴァージョン》

https://youtu.be/uEKDhC8n4Q8?list=OLAK5uy_nViV6Woh9oXfJ7MWm3KQ9jKgBBPNgenCk
クリス・ウッズ(as)、ジョージス・アーヴァニタス(p)、ジャッキー・サムソン(b)、
チャールズ・ソードレイス(ds)。


《Blog紹介:Chris Woods》
①『From Here To Eternity』(74) 

Blog№1「何!S.クリス&P.ウッズ??」
https://ameblo.jp/jazznote-alacarte/entry-12527241243.html
 

レコード①の前年(73)録音、音質・フレーズ共に変わりえしない。
何十年と手に入らなかったから、稀少盤?と、思ったが数ヶ月で2枚目を入手した。
①を聴けば十分とも思えるが、記念碑のつもりで購入。

 

ソニー・クリスとフィル・ウッズを足して2で割った人。
その演奏は①に続いて②も同じで、変わらぬ良さに心感はある。
ハードバップの楽しみ・嬉しさがグイグイと遠慮なしに押し寄せてくる。
根っからの陽気人間なのか、「しく吹く」がグイグイ感染してくる。

節回しの「クの強さ」がイイ、音が伸びるクセがイイ。
ハイトーンでシャクリ上げる「クィイ~・キィイ~」がイイ。
このコブシの聴かせ所はまさしく「フィル・ウッズ節」か?或いは「ッズ節」?。
音を伸ばしたと思えば、「ラッパラッ・パッパッ・・・・」と、短く音を切る。
この違和感を嫌う人は居るだろうが、この陽気さが何とも面白い。