ご訪問ありがとうございます。
ジャズサックス「クリストファー・ホリデイ」のレコード紹介です。
15歳・自主制作盤、吹奏楽部員の音!
19歳・有名人を従え、メジャー・デビュー!
②『クリストファー・ホリデイ』(89)
《Christopher Hollyday》
クリストファー・ホリデイ(as)、ウォレス・ルーニー(tp)、シダー・ウォルトン(p)、
デイヴィッド・ウィリアムス(b)、ビリー・ヒギンズ(ds)。
《Christopher Hollyday Blog紹介》
①『Treaty』(85) №1 15歳!レコード・デビュー?
自主制作盤①『Treaty』から4年後の録音。
メジャーレーベル初リーダ作となる当②。
流石に大御所レーベル、脇役が有名人揃い。
19歳の若造がそれに応えられるか、面白い。
①は吹奏楽部員の様な演奏だった。
たった4年で、こんなに様変わりするのか。
信じられない、まるで別人の演奏。
①は自然体のまんま、無垢なアルトの音質。
4年後に、とんでもない表現力を得て現れた。
とにかく、巧い・上手い。
アルトは高域音で「キ~キ~・ギャ~ギャ~」。
と、神経質に鳴らす奴が多い。
だが、ホリデイはそんな音は出さない。
多様な表現力で、語り掛けるように突っ込む。
音の歯切れの良さは①と変わらない。
「スパッ・スパッ」小気味良く音が鳴る。
アタック音は強くない、嫌味なく心地良いリズムだ。
黄金のジャズ期が終り、その後登場する若造。
彼らに新たな変革のジャズを望まない。
4ビートジャズ・王道ド真ん中。
ホリデイ、それがGood。
大御所有名人をバックに一歩も退けをとらない。
聴き応えの1枚だ。
違う曲で、ライヴ映像をお楽しみ下さい。