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ジャズトランペット「ディジー・リース」のレコード紹介です。
20年も経てば変わって当り前!
ド下手クソ・モードで迫力まかせ!
「ブバ・ブバ・ブバァア~」ツブケタ音!
④『マンハッタン・プロジェクト』(78)
《Manhattan Project/Dizzy Reece》
ディジー・リース(tp)、クリフォード・ジョーダン(ts)、チャールス・デイヴィス(ts)、
アルバート・デイリー(p)、アート・デイヴィス(b)、ロイ・ヘインズ(ds)。
《Dizzy Reece Blog紹介》
①『Soundin' Off』(59) ②『Star Bright』(59)
№1 安定感の聴き易さ!「だるい」が・・ №2 脇役が主役・スターを食った!
アルバム③『ブルース・イン・トリニティー』(58年)から、20年後の録音。
バリバリのモード奏法に変わった。そして、音質が極端に変わった。
とにかく、汚い音。3ホーンの和音だって汚い。トランペットのツブケタ音。
このツブケタ音に合わせてか、アルバム全体が低域重視で録音。
中低域のゴチャ混ぜ音が雪崩の如く押し寄せてくる。センスのカケラも無い。
ツブけた音のモード音階で、迫力まかせで吹きまくる。
このアルバムはヘインズのドラムに期待した。
だが、ここでのヘインズも大きく様変わりした。
ヘインズのドラミングはスネアドラムを「バチバチ、バッバ~」と、
常に左手でオカズを押し込んでくる。これが、従来からの特徴。
ここでは、70年代若手ドラマーが叩きまくるサマと変わりない。
ただ、とにかく叩きまくる。
ドラムのチューニングが低いため、「ドタバタ、バタバタ」、「バシャ・・・」。
高域が殺された録音なので、シンバルの伸びが無いのはどうにもならない。
20年前と異なり「つぶけた」音に驚くが、勢いが増したリースをお楽しみ下さい。