独№4 ブラジル・西独のボサxジャズ《クラウス・イグナツェック(p)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルンご訪問ありがとうございます。
      ジャズピアの「クラウス・イグナツェック」のレコード紹介です。ルンルン

 

人がボサノバ曲を描き、ラジル人と競演

人種・国境を超え、ジャズ文化のロスオーバ

度抜群、何時でも喰いたい
 ①『ジャカランダ』(87)
《Jacaranda/Klaus ignatzek(p)》
クラディオ・ロディッティ(tp)、パウロ・カルドッソ(b)、マリオ・ゴンジ(ds)、

クラウス・イグナツェック(p)。


このレコードの狙いはトランペットのロディッティ。
ブラジル出身でバークレー音楽院を機にUSで活動。
これは西出身のイグナツェックと共にランダで録音。
人種、国境を超え、ジャズ×ボサノバ文化をロスオーバ。


ブラジル出身のロディッティはサンバ、ボサノバ臭いリズムか?

と、思えば、とんでも無かった。
量感タップリに・自然に吹くペットの音色は太く、丸く転がる音。
ロッ~・ポロッ~」転がるように、歯切れが良いから心地良い。

 

ボサノバは3曲。

ロディッティの曲はクセントを効かし、

上手くジャズ・ボサノバが融合。


独人(イグナツェック)がボサノバを作ると、

定番の頭打ちの強いクセントが無い。
ロディッティのアドリブは4ビート・ボサノバを融合し

ロッ~、ポロッ~」と吹き転がす。

イグナツェックのピアノは独人の個性か、フレーズも音も硬い。
独人てのは、サックスだろうが、ピアノだろうが表現が硬い。
ゆとり、遊び感が無いシギシのアドリブだ。

 

音譜 独人・イグナツェック作曲のボサノバ、ロディティのがるラッパの音が心地良いです。