瑞典№1 スウエーデンとポーランドの融合ジャズ《ベルント・ローゼングレン(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルンご訪問ありがとうございます。
   ジャズサックス「ベルント・ローゼングレン」のレコード紹介です。ルンルン

 

会主義国ポーランド&国スウエーデン!

歴史・文化の異なるジャズ融合は??
 ①『コメダ・ジャズ Vol.1』(60.61)
《Komeda Jazz Vol.1/Krzysztof Komeda》 日本語名・瑞展:スウエーデン
Aside クリシュトフ・コメダ(p)、アダム・スクルプカ(b)、アンリッシュ・イリンスキ(ds)。
Bside ベルント・ローゼングレン(ts)、クリシュトフ・コメダ(p)、アダム・スクルプカ(b)、

         レシュ・ヅヅフカ(ds)。


コメダは嫌いなので、B面のベルント狙いで買った。
ポーランド・ジャズの代表コメダを少し紹介。

本業は者、ジャズは片手間仕事。

 

ジャケットのツラ構えは「医者」らしく見える。
理知的なピアノで、冷たく・の塊のような旋律を表現。
レニー・トリスターノ、ビル・エバンスの上をいくクールさ。


ピアノトリオ(A面)では4ビートに全く乗って無いのはコメダだけ。
ドラム、ベースの乗りから取り残されている。


代表作『Astigmatic』では前衛っポサを聴かす。
自国は、ポーランド・社会主義社会。

ジャズは「俗文化」のレッテル・歴史をもつ。


このレコード、ジャズの文化向上に取組んだ、その足跡がある。
USジャズの直輸入・表現に留まっていない。

と、思えば凄味がある。

ベルントは、音質はコルトレーンのように硬質で、のある音。
フレーズはコルトレーンより巧い。

グチャ感が無く、説得力があり、イグイと引き込んで行く。
60年頃のコルトレーンが礼儀正しく演っている。

そんな感じで訴えてくる。

コメダのアドリブソロは無機質。

リズムの乗りが正確過ぎ、後乗りに聴こえる。
医者の本業がファジーな感覚を寄せ付けないのか。


ポーランド(コメダ)とスウエーデン(ベルント)とのEU統合ジャズ。
スウエーデンのジャズにポーランドの硬さが追いつかない。

EUジャズ、各国の歴史・文化の違いが垣間見えて面白い。

 

音譜 スウェーデン(ts:ベルント)とポーランド(p:コメダ)とのEU統合ジャズをお楽しみ下さい