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ジャズトサックス「フィル・ウッズ」のレコード紹介です。
スピード感に乗り切った60年代!
80年代、感情豊に音色を操るマジシャン!
⑦『アット・ザ・ヴァンガード』(82)
《At The Vanguard/Phil Woods》
フィル・ウッズ(as,cl)、ハル・ギャルパー(p)、
ビル・グッドウイン(ds)、スティーブ・ギルモア(b)。
《Phil Woods Blog紹介》
④『Live Vol.1』(79) №2 帰米!音質が変わったが
⑥『Heart Bop』(81) №3 吠える!感情豊かに音を駆使
音の表現が豊富。と、感心する。
低く「ボ~・ボ~」、高く突んざく金切り音。
その叫びも抑揚を付け、強弱を巧みに操つる。
50歳、甘辛・酢い~の人生観が音楽観に。
残念なのはライブ録音のせいか演奏が荒い。
バタバタ、ガタガタ感が拭えない。
20年前のヨーロピアンRMとは異なる。
当時は若さの強みに溢れた勢い・スピード感。
迫り来る圧倒感が凄かった。
しかし、80年代ではそれが聴けない。
音質が変わった。
プラスティックのアルトを思わせる音質。
「ホワン」空鳴りする音質を包んだ音を聴かす。
B#2「It's Time To Emulate The Japanese」。 |
ゆったりな曲、ウッズの感情表現が素晴らしい。
H.バップからモードへ、それらを超越した。
そんなウッズ・サウンドがここにはある。
スローテンポな曲を巧みな音づかいで表現するウッズをお楽しみ下さい