№2 帰米!音質が変わったが《フィル・ウッズ(as)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズトサックス「フィル・ウッズ」のレコード紹介です。音符

 

H.バップの再来を期待し、6年後に

帰米したウッズの音質がわった

だが、ヨ-ロピアンRMとはべたら

④『ライブ』(79)

《Live Vol.1/Phil Woods》
フィル・ウッズ(as)、スティーブ・ギルモア(b)、

マイク・メリロ(p)、ビル・グッドウイン(ds)。

《Phil Woods Blog紹介》

『A Live And Well』(68) №1 80年代の新たなウッズ


ウッズの音質はメタリックで攻的。

68年フリージャズの流行に伴い、ウッズは渡欧。
ハードバップの再来を期待し、74年に帰米。


しかし、ウッズはかず飛ばずで・・・。
当④は、こんな頃のライブ録音(79年)。

アルバム③から約10年経ち、音質が変化した。
中低域の音は、音の核の部分にかさがある。
ホルンに似た「ホワ~ン」とした柔かさがある。


プラスティックのサックスをイメージさせる。
マーチングバンドの白いアルトの音までではないが。

その音を覆う輪郭の音は従来と同じソリッド感がある。

る~い曲が多く、面白くない。
なが~い、ベースやドラムソロが続く。

 

アップテンポの曲でも、ウッズはパットしない。
急上昇のフレーズの後に「くたびれた」フレーズを吹く。
ヨーロピアンRMのように、一揆に吹上げ・押しまくる。

そんなことが一切無い。

⑤『モア・ライブ』(78,79)
④と同一メンバ・同日録音&78年録音をカップリング収録。
少しの元気はあるが、音質・フレーズのイメージは④と同じ。

 

音譜 帰米後のライヴ、少々気の無いウッズをお楽しみ下さい